唐津競艇場の予想ポイントは？水面特徴やレース傾向から徹底攻略

唐津競艇場（ボートレース唐津）は唐津城が望める松浦川河口から、1975年に佐賀県唐津市へ移設された人工池のレース場です。

浜名湖競艇場をモデルとして作られた唐津の競走水面は全国の中でも広く、スピードレースが魅力的です。

また唐津競艇場では「あさからからつ」の愛称で、モーニングレースを実施しています。

モーニング開催の競艇場で多く設けられるシード番組を唐津競艇場も行っており、その分インコースが強いイメージがありますが、スピードレースに向いている広い競走水面は外枠から果敢に攻める若手選手の活躍も目立ちます。

本記事では、唐津競艇場の予想ポイントを水面特徴やレース傾向から解説します。

 

唐津競艇場の水面とコースの特徴は？

引用：ボートレースからつ スマートフォンサイト：水面特性

唐津競艇場（ボートレース唐津）の水質は淡水です。

とても広い競走水面はピットから第2ターンマークまでの距離も長く、全国で一番長い178Mを誇ります。

待機行動時間は競艇場によって異なりますが、唐津競艇場は1分50秒とされており全国24場の中でも長めの設定です。

この距離や時間の長さの中、のんびりとピットを離れてしまうと容易にコースを取られてしまいます。そのためピットを離れる際は他の競艇場に比べてより慎重になります。

勢いよくピットを離れる舟足は、モーターの良し悪しを読み取れるので、展示航走の際に是非注目してみてください。

 

唐津競艇場の予想ポイントは？入着率データからレース傾向を分析【季節別】

唐津競艇場（ボートレース唐津）は風の方向や強さがレースに大きく影響します。

1日の中でも風向きが真逆へと変化する場合もあるので、レース毎に風の情報をしっかり把握することが、舟券予想の大切なポイントです。

*参考：BOAT RACE オフィシャルウェブサイト｜ボートレース場データ

 

春季のコース別入着率からみる予想ポイント（3〜5月）

コース	1着	2着	3着	4着	5着	6着
1	56.5	18.4	7.6	6.5	6.4	4.2
2	16.9	25.0	16.5	17.6	14.3	9.4
3	13.8	20.8	19.8	16.0	14.7	14.5
4	8.1	17.2	21.0	20.0	17.4	16.0
5	4.9	12.7	19.3	20.4	22.5	20.0
6	0.9	6.7	16.4	20.2	24.3	31.2

唐津競艇場の春季は、スタートラインに対して向かい風。春一番のような強風となればダッシュ勢の活躍も目立ちます。

寒さが戻るような日は、スタートラインに対して追い風となる北風が吹きます。追い風は第1ターンマークでターンが膨らみやすくなるので、1コースが差される場合もあるのでご注意ください。

1コースの1着率は56.5%と決して低い数字ではありませんが、追い風の場合は2コースの差しや3コースのまくり差しも一考とし、舟券を組み立てるのをおすすめします。

 

夏季のコース別入着率からみる予想ポイント（6〜8月）

コース	1着	2着	3着	4着	5着	6着
1	56.3	17.7	9.3	6.5	4.3	5.6
2	12.5	27.0	19.5	15.1	14.4	11.3
3	12.4	19.4	18.8	17.2	17.7	14.1
4	11.5	18.1	18.7	20.2	18.0	13.2
5	6.2	12.8	18.0	23.9	23.5	15.2
6	1.6	5.9	16.8	18.3	22.2	34.8

唐津競艇場の夏季は、1日の中でも向かい風だったり追い風になったりと変化しますので、レース毎の風情報に注意が必要です。

春季のような強い向かい風は吹かない傾向にありますが、風が変化することでスタート体形がバラつき、波乱含みのレースになる場合もあります。

入着率の数字を見ると、ダッシュの角となる4コースが一気に捲りきったり、4コースの仕掛けに乗った5コースが捲り差して1着となったりするレース傾向もあります。

夏季は風に変化があっても安定したスタートができている選手や、唐津に慣れている地元選手などを軸に、スリット体形も予想しながら舟券を組み立てるのがポイントです。

 

秋季のコース別入着率からみる予想ポイント（9〜11月）

コース	1着	2着	3着	4着	5着	6着
1	57.8	17.4	8.3	7.3	6.6	2.2
2	13.4	28.2	21.1	14.6	10.6	11.8
3	12.6	23.4	21.2	16.9	15.7	9.7
4	9.6	16.2	18.9	22.9	15.5	16.7
5	6.2	11.9	18.6	21.7	22.3	19.0
6	1.0	3.8	13.0	18.1	28.6	35.2

唐津競艇場の秋季は、台風の到来を除けば年間の中で一番風の影響が少ない季節です。

それでも競走水面が広くスピードレースが可能なことは変わりません。

実際に1コースの1着率も他の季節に比べて、一番高い57.8%という数字が出ています。

 

冬季のコース別入着率からみる予想ポイント（12〜2月）

コース	1着	2着	3着	4着	5着	6着
1	50.5	19.2	10.9	9.1	6.6	3.4
2	16.0	28.7	18.4	16.7	11.9	8.1
3	13.5	21.8	20.9	15.2	15.7	12.6
4	13.0	16.2	19.6	20.5	17.7	12.7
5	6.7	10.1	20.2	22.5	23.4	16.8
6	1.9	5.5	11.8	17.5	24.5	38.5

唐津競艇場の冬季は、スタートラインに対して追い風となる冷たい北風が吹く日が多くなります。

風が強く安定板の装着が必要となる日も少なくありません。また1コースの1着率を見ても、50.5%と他の季節に比べ大幅に下がります。

グレードレース常連の選手でも、追い風の風速が7Mを超えると1コースから勝つことが困難とも言われています。

このような追い風が強い場合は、捲りを仕掛けた選手も外へ流れてしまいます。 差しや捲り差しが有効となりますので、周回展示では特に第1ターンマークで波立つ水面もしっかり乗れている選手を見極めましょう。

 

唐津競艇場を得意とする選手を2名紹介

唐津競艇場（ボートレース唐津）は佐賀支部選手の地元水面です。

佐賀支部には、風を読み解く力が必要な唐津競艇場を特に得意とするレーサーがいます。

今回はその中でも『深川真二選手』と『峰竜太選手』の2人をピックアップして紹介します。

 

 

 

【どれだけの深インも怖くない】深川真二選手

唐津競艇場に強い佐賀支部の代表格として挙げられるのは、深川真二（ふかがわ しんじ）選手です。

深川選手は2009年と2010年に唐津でG1制覇を成し遂げ、その他にもSGを始め全国で数多くの優勝経歴を持ちます。

そして2023年1月現在A1ランクに所属しています。

唐津競艇場での勝率は7.98（1997年5月〜2023年1月現在）と高い数字で、佐賀支部選手の中でトップの成績です。

唐津競艇場での優出・優勝回数は24場の中でも群を抜いており、唐津競艇場の特徴的な風を読む力に長けている存在であることは間違いありません。

深川選手と言えば、外枠に組まれた番組では必ず内側のコースへ動きます。3コースの場合でも2コースへ動くことも珍しくありません。

2022年だけで見ても22節中で4コース5コースになったのは、わずか2レースのみ。残りのレースは全て1〜3コースから勝負に挑んでいます。

 

【風を制す者は唐津も制す】峰竜太選手

唐津競艇場に強い佐賀支部の2人目は、峰竜太（みね りゅうた）選手です。

峰選手は2018年と2020年にグランプリを獲得し、その他にも数多くグレードタイトルを獲得。

2023年1月現在A1ランクに所属しています。

唐津競艇場での勝率は7.81（1997年5月〜2023年1月現在）と高い数字で、唐津競艇場での優出・優勝回数は深川選手と同じく24場の中でも群を抜いています。

それでも意外なことに、唐津競艇場でのグレードタイトルは未冠の峰選手。佐賀支部として必ず欲しい栄冠を掴む日が待ち遠しいですね。

 

唐津競艇場のライブ中継やリプレイの確認方法

唐津競艇場（ボートレース唐津）のライブ中継やリプレイは『公式サイト：BOAT RACE BB』で確認できます。

 

唐津競艇場の所在地は？アクセス方法を紹介【車・電車・バス】

唐津競艇場（ボートレース唐津）の所在地は、〒847-0031佐賀県唐津市原1116です。

 

 

唐津競艇場の舟券予想情報も駆使して確実に勝とう！

唐津競艇場（ボートレース唐津）の舟券を買う前に必ず見ておきたいのが、ホームページ内にある豊富な直前情報です。

唐津競艇場で専属解説者としてお馴染みの『なべちゃん』による直前情報では、レース展開についてのコメントや舟券予想が掲載されます。こちらは展示航走が終わってから記述される最新の情報です。

また自動計測器を使った、展示航走時の直線タイム・まわり足タイムなどを見られる『オリジナル展示』も、直前情報として掲載されており舟券予想に大いに役立ちます。

その他、前日予想や舟足に対する選手自身のコメントも載っていますので、すみずみまでチェックし「あさからからつ」でしっかり稼ぎましょう！