大村競艇場の予想ポイントは？水面特徴やレース傾向から徹底攻略

大村競艇場（ボートレース大村）は1952年4月に、全国で一番最初に競艇を開催した歴史ある競艇場。

2018年9月にデイレース場からLED照明を使用したナイター場へと変わり、ボートレース発祥地とナイター場が組み合わさり名付けられた「発祥地ナイター」のネーミングでお馴染みです。

また大村競艇場は「イン日本一」の代名詞を持つほど、インコースが強い競艇場としても知られています。

1コースを1着とした舟券を組み立てやすく、競艇初心者向き。2020・2021年度は全国24場の中で連続して売上トップの座を獲得しました。

本記事では、そんな大村競艇場の予想ポイントを水面特徴やレース傾向から解説します。

 

大村競艇場の水面とコースの特徴は？

引用：ボートレース大村> 競走水面

大村競艇場（ボートレース大村）は、真珠の養殖が日本一の生産量を誇る大村湾に面しています。

競走水面は防波堤で囲まれていますが、水門を利用し大村湾の海水を使用。水門があることにより潮の流れはほとんどなく、潮位差も最大1M程度なので、潮の変化を気にする必要はありません。

しかし、満潮時に限っては第2ターンマーク付近にうねりが生じることがあります。全速で握ったターンをする若手や大村水面に慣れていない選手はキャビテーションを起こし、着順が入れ替わる事があるので注意が必要です。

 

大村競艇場の予想ポイントは？入着率データからレース傾向を分析【季節別】

大村競艇場（ボートレース大村）は現地やライブ映像から見ても、すぐにわかるほどの緑色の大きな防風ネットが第2ターンマーク側に設置されています。

防風ネットはバックストレッチや第1ターンマーク側にも設置されていますが、大村湾の風はレースに大きく影響を与えます。

*参考：BOAT RACE オフィシャルウェブサイト｜ボートレース場データ

 

春季のコース別入着率からみる予想ポイント（3〜5月）

コース	1着	2着	3着	4着	5着	6着
1	66.6	15.7	7.7	4.2	2.5	2.9
2	11.5	28.3	17.3	15.7	14.9	12.0
3	10.5	22.5	22.5	16.9	15.1	12.3
4	6.9	15.5	23.7	23.5	15.5	14.7
5	4.3	13.6	17.1	19.5	26.6	18.6
6	1.8	5.5	12.7	20.7	25.3	33.8

 （集計期間：2022/03/01～2022/05/31　単位：％）

大村競艇場の春季は、年間の中で最も風向きが不安定な季節です。

そのためスタートが難しく、ダッシュ勢も慎重になることから、1コースの1着率は66.6%と年間で一番高い数字が出ます。

ダッシュの角となる4コースの1着率は、6.9%と年間で一番低い数字なので、1コースを1着とし2・3コースを2着に付けて舟券を組み立てる『鉄板舟券が有効』です。

 

夏季のコース別入着率からみる予想ポイント（6〜8月）

コース	1着	2着	3着	4着	5着	6着
1	63.9	16.6	7.5	5.6	3.9	2.3
2	12.7	30.6	16.6	15.4	13.8	10.5
3	11.5	19.2	21.4	20.2	15.5	11.9
4	8.0	16.1	23.9	18.3	19.3	14.0
5	3.7	12.0	20.8	21.5	23.3	18.4
6	1.2	6.3	10.9	19.8	25.0	36.5

大村競艇場の夏季は、スタートラインに対して追い風になる日が多いです。

追い風はインコースが更に有利となるのがセオリーですが、風の強さによってはインコースのターンが流れやすくなるため、差しが決まることもあります。

実際に夏季のコース別入着率をみると、一番差しとなる2コースから3コース・4コースへ、順に少しずつ1着率が春季に比べてやや高いです。

とはいえ1コースの1着率は63.9%と高い数字が出るので、基本的には1コースから組み立てる舟券と、風の強さと展示気配を考慮して、1コースを2着に付けた折り返しの舟券も抑えるのが良いでしょう。

 

秋季のコース別入着率からみる予想ポイント（9〜11月）

コース	1着	2着	3着	4着	5着	6着
1	62.2	17.0	8.8	5.0	4.5	2.2
2	11.5	24.7	21.6	17.7	13.7	10.5
3	8.7	23.7	24.1	15.5	16.0	11.7
4	13.0	14.0	18.3	20.9	18.1	15.5
5	3.9	12.9	17.8	21.8	24.1	19.2
6	1.7	9.1	10.8	20.4	23.8	33.9

大村競艇場の秋季は、台風の到来による強風が影響し、入着率はその年によって様々な数字を表す傾向があります。

風が強く吹く日はスタート体形がばらついたり、水面が荒れることにより、波乱を含んだレースになる場合もあるので注意が必要です。

また風の影響がない日は、1コースの逃げが基本なので、春季と同じように1コースから2・3コースを2着に付けた舟券が有効と言えるでしょう。

 

冬季のコース別入着率からみる予想ポイント（12〜2月）

コース	1着	2着	3着	4着	5着	6着
1	65.9	15.2	7.3	4.9	4.1	2.3
2	11.5	27.8	19.3	16.0	15.3	9.8
3	9.7	24.5	19.7	19.9	13.9	12.0
4	7.5	17.2	24.8	19.8	16.4	14.0
5	4.6	11.2	15.9	22.1	23.8	22.1
6	1.4	5.0	14.1	18.3	26.7	34.1

（集計期間：2021/12/01～2022/02/28　単位：％）

大村競艇場の冬季は、北西からの冷たい風が吹く日が多くなります。

この風はスタートラインに対して斜め向かい方向ですが、コース入着率は春季や夏季と大きな差はなく、インコースからの鉄板舟券が有効です。

 

大村競艇場を得意とする選手を2名紹介

大村競艇場（ボートレース大村）は長崎支部選手の地元水面です。

そして長崎支部には『イン日本一』の大村競艇場を、特に得意とする選手がいます。

今回はその中でも『原田幸哉選手』と『赤坂俊輔選手』の2人をピックアップして紹介します。

 

【闘志みなぎる強気なスタイル】原田幸哉選手

大村競艇場に強い長崎支部の代表格として挙げられるのは、原田幸哉（はらだゆきや）選手です。

2022年大村競艇場で初めて開催されたSGボートレースグランプリでは優勝戦4着と、地元の意地を見せる戦いを魅せました。

原田選手はこれまでにSG5冠、その他にも数多くのグレード戦で優勝を収め、2023年1月現在A1ランクに所属しています。

大村競艇場での勝率は8.13（1997年5月〜2023年1月現在）と高い数字を誇り、長崎支部選手の中でトップの成績です。

原田選手は2017年4月に愛知支部から長崎支部へ移籍をしていますが、移籍前から大村競艇場を得意とし、これまでに4回のG1優勝を含め優勝・優出回数は共に全国24場で一番多い数を記録しています。

 

【大村斡旋は艇界イチ！？】赤坂俊輔選手

2人目に紹介する大村競艇場に強い長崎支部の選手は、赤坂俊輔（あかさかしゅんすけ）選手です。

赤坂選手は90期のやまと訓練所チャンプとして卒業。2002年に大村競艇場でデビューを果たし、2023年1月現在A1ランクに所属しています。

大村競艇場での勝率は6.99（1997年5月〜2023年1月現在）で、長崎支部選手の中で原田選手に次ぐ上位の成績を収めています。

また赤坂選手は、大村競艇場での優勝が13回・優出62回と全国24場の中でも圧倒的に多い数を記録。

大村競艇場への斡旋が多く、2022年は29節中7節が大村競艇場であり、アドバンテージの高さも強さに繋がっているようです。

 

大村競艇場のライブ中継やリプレイの確認方法

大村競艇場（ボートレース大村）のライブ中継やリプレイは『公式サイト：BOAT RACE BB』で確認できます。

 

大村競艇場の所在地は？アクセス方法を紹介【車・電車・バス】

大村競艇場（ボートレース大村）の所在地は、〒856-0834長崎県大村市玖島1-15-1です。

 

大村競艇場は交通費ペイバックサービスも魅力的！

大村競艇場はアクセスが便利ですが、大村限定の会員「ORICA」に入会することで、舟券購入や売店で使用できる「スマイル券」にて、運賃が還元される「交通費ペイバックサービス」も魅力の一つです。

還元される金額は、JRを利用された方には上限2,000円、空港からタクシーを利用された方には上限4,000円。「ORICA」への入会は勿論無料です。

そして「ORICA」には、他にも貯めたポイントでプレゼントと交換できるなど様々な特典があるので、入会しない手はありません！

「イン日本一」の大村競艇場で鉄板舟券を楽しみながら、お得なサービスもしっかり受けとりましょう！