2022年賞金王【白井英治のプロフィール】成績やレースの特徴は?

2022年12月に開催されたSG「ボートレースグランプリ」で優勝し最高の締めくくりを飾りました。

そんな白井英治選手にも「無冠の帝王」と呼ばれた苦しい時期があったのです。

しかし現在ではそんな苦難を乗り越え、紛れもなく競艇界のトップレーサーの座を手にしました。

編集長

競艇界のトップレーサー「白井英治選手」を紹介していくぞ!

【関門のホワイトシャーク】白井英治のプロフィール

  • 名前:白井英治
  • 生年月日:1976年10月15日
  • 出身地:山口県美祢市
  • 級別:A1
  • 支部:山口支部
  • 登録期:80期
  • 登録番号:3897
  • 身長:173cm
  • 体重:55kg
  • 血液型:O型
  • 師匠:今村豊

父親が競艇好きだったことで、幼い頃から競艇場に観戦しにいっていたそうです。

その時、競艇のカッコ良さに魅了されて選手になる決意をしました。

高校卒業後にボートレーサー養成所を受験したものの、血圧不良や身長オーバーの理由で中々試験に合格できなかったそうです。

そして「80期生」として養成所に入所でき、競艇選手への道がスタートしたのです。

ゆい

ボートレーサーになりたいという熱い思いが伝わったんだね!

白井英治選手のレースの特徴・注目ポイント

[コース別成績]

コース 1着率 2連対率 3連対率
1 73.4% 84.6% 90.2%
2 34.9% 62.9% 79.3%
3 34.3% 57.7% 75.3%
4 31.1% 56.3% 73.7%
5 19.2% 40.3% 60.0%
6 13.0% 29.6% 50.7%

白井英治選手の最大の武器は、師匠である今村豊選手から受け継いだ「鋭角ターン」です。

この鋭角ターンは高い技術が必要で、一度前に出ると他の選手を寄せ付けないほどの凄まじいターンです。

このことから「関門のホワイトシャーク」と呼ばれ、競艇界のトップレーサーに君臨しているのです。

得意なコースは1コースですが、4コースのデータが2・3コースとほとんど差がないことから4コースも得意なのが分かります。

また、6コースでも3連対率が「50.7%」もあり半分の確率で3着以内に入ります。

編集長

すなわち、白井英治選手はどのコースでも着を取れるレーサーだというわけだ!

[得意な競艇場]

競艇場 勝率 1着率 2連対  3連対率
平和島 8.39 43.8% 60.9% 78.6%
徳山 8.01 46.1% 65.6% 80.3%
下関 7.91 46.0% 65.2% 78.8%

白井英治選手の最も得意な競艇場は「平和島競艇場」です。

意外にも地元の徳山・下関競艇場よりも勝率が高く、安定したレースをしています。

上位3つの競艇場が勝率「7.00」を上回るということは凄まじいことで、競艇界でもトップの成績だと言えます。

最も勝率が低い競艇場は「江戸川競艇場(6点台)」です。

しかし、それでも高い水準なのでどの競艇場も安定して着を取れることが分かります。

ミナト

荒れやすい平和島で頼りになる選手だね!

白井英治選手のグランプリ成績・獲得賞金額(直近5年)

【獲得賞金額】
・2018年 ¥125,296,000 3位
・2019年 ¥119,457,000 6位
・2020年 ¥96,311,000 11位
・2021年 ¥144,111,000 3位
・2022年 ¥187,792,000 1位

【デビュー戦】
1997年5月22日 下関競艇場「一般戦」初出走

【初勝利】
1997年6月13日 宮島競艇場「一般戦」9レースで初勝利

【初優出】
1997年7月16日 福岡競艇場「一般戦 追い山特選レース」

【初優勝】
1999年1月24日 蒲郡競艇場「一般戦」

【過去成績】
・2001年7月15日 尼崎競艇場「SG第6回オーシャンカップ競走」8レースでSG初出走
・2001年10月28日 常滑競艇場「SG第48回 全日本選手権競走」でSG初優出
・2002年3月19日 平和島SG「SG第37回総理大臣杯競走」2レースでSG初勝利
・2003年10月7日 平和島競艇場「G1トーキョー・ベイ・カップ開設49周年記念競走」でG1初優勝
・2011年1月3日 下関競艇場「一般戦 スポニチ金杯争奪 関門大賞」7レースで1000勝達成
・2011年7月5日 浜名湖競艇場「東日本大震災被災地支援競走G1浜名湖賞58周年記念」で50優勝達成
・2017年1月4日 徳山競艇場「一般戦 yab山口朝日放送杯争奪戦」12レースで1500勝達成
・2014年8月31日 若松競艇場「第60回ボートレースメモリアル(MB記念)」SG初優勝
・2018年6月24日 徳山競艇場「SG第28回グランドチャンピオン」2回目のSG優勝
・2022年12月18日 大村競艇場「SG第57回グランプリ」3回目のSG優勝

2022年には、見事な逆転劇を見せ賞金王の座に輝きました。

デビューから25年にして念願の黄金のヘルメットを手にした白井英治選手。

師匠が叶えられなかった悲願を成し遂げることができました。

 白井英治選手のSNS事情は?

白井英治選手はSNS関係を一切やってません

性格上の事なのか家庭の為なのかは定かではありませんが、家族思いの優しさ溢れる選手です。

プライベートが気になるファンには残念ですが、その分レースに対してのストイックさを感じますね。

また、YouTubeには「鋭角ターン」の動画や初のSG制覇の動画がアップしてあります。

まる右

白井英治選手が注目されたレースの動画もアップされているからチェックしてみるワン!

天国から見守る小さなファンのために戦い続ける

白井英治選手が生涯決して忘れることのないファンが1人います。

それは「山富煌牙(やまとみこうが)」君。

4歳7ヶ月の男の子でした。

煌牙君は2歳で横紋筋肉腫(胞巣型)を発病し、闘病生活を送っていました。

そんな中、競艇好きの両親に連れられ競艇観戦をしていたところ白井英治選手のレースに魅了されファンになったのです。

白井英治選手は競艇選手である前に5人の子供を持つ父親でもあります。

1人の父親である思いから煌牙君のことを気にかけるようになり、競艇場に来た際には自分から話しかけるなどのコミュニケーションをとっていました。

しかし、2018年8月に煌牙君は短い生涯を終えることになってしまいました。

煌牙君の両親から届いた手紙には、息を引き取る前まで白井英治選手に会いたがっていた事や迫力のある走りに勇気をもらっていたと書いてあったそうです。

ファンに対する紳士的な振る舞い競艇にかけるストイックな思いを持ち合わせている選手だからこそ、競艇界のトップに立ちみんなを牽引できるのです。

ゆい

天国から見守る煌牙君に伝わるくらいの活躍をまだまだ期待できますね!