【峰竜太のプロフィール】レーススタイルや実績は?

何コースであっても舟券から外せない、勝負強さが魅力の峰竜太選手。勝利の喜びを『アロハ』のポーズでアピールする姿は、まさに『艇界のエンターテイナー』です。

しかしその底抜けな明るさとはウラハラに、勝っても負けてもあらゆる場面で涙する姿には『泣き虫王子』の異名がつけられています。

本記事では、そんな人間味あふれる峰選手のプロフィールを解説します。

編集長

『競艇Picks』で峰竜太選手を1から学ぼう!

峰竜太選手のプロフィール

まずは峰竜太選手のプロフィールを確認していきましょう。

  • 名前:峰 竜太(みね りゅうた)
  • 生年月日:1985年3月30日
  • 出身地:佐賀県
  • 支部:佐賀支部
  • 登録期:95期
  • 登録番号:4320
  • デビュー:2004年11月10日
  • 身長:171cm
  • 体重:51kg
  • 血液型:B型
  • 師匠:松尾孝明(2010年引退)
  • 弟子:山田康二、上野真之介、高田明、安河内将、安河内健、定松勇樹

師匠である松尾孝明選手の息子さんと中学の同級生であり親友だった峰選手。活発で負けん気の強い性格が「絶対に向いている」と松尾選手に勧められ競艇選手を志したそうです。高校へ進学後はヨット部に所属し、国体で4位入賞やユース世界選手権にも出場される活躍をおさめた峰選手。

ヨットと競艇の共通点として『水上の競技』『バランス感覚』の2つを挙げていますが、何より両方とも『個人競技』でありレースで順位がつくところが自分の性格に向いていると話しています。

峰竜太選手のレーススタイル

峰竜太選手と言えば、艇界トップクラスの旋回力を持ち味としたレースが魅力です。ターンの一連の動きの中で最も重要視しているのは『初動』だと話す峰選手。ターンの入り口で素早くそして大きく一気にハンドルを左転舵させ、舟を鋭角に向かせる『Vモンキー』を習得する為に相当な研究と練習を重ねた事も明かしていました。

そんな『Vモンキー』を始め『ウィリーターン』など、峰選手は自身のYouTubeチャンネルで『ターンの極意』を解説しており、これから選手を目指す人や新人選手へ向け惜しみなく技術を公開しています。また後輩の育成にも熱心な姿は広く知られ、6人の弟子の他にも『峰グループ』として野田なづき選手も峰選手に指導を仰いでいるそうです。

峰竜太選手の主な優勝実績

  • 2005年11月唐津一般戦『九州スポーツ杯争奪唐津くんち特選』☆デビュー初優勝
  • 2009年2月芦屋G1『第55回九州地区選手権競走』☆G1初優勝
  • 2017年7月丸亀SG『第22回オーシャンカップ』☆SG初優勝
  • 2018年12月住之江SG『第33回グランプリ決定戦』☆GP初優勝
  • 2020年7月鳴門SG『第25回オーシャンカップ』
  • 2020年12月平和島SG『第35回グランプリ決定戦』
  • 2021年5月若松SG『第48回ボートレースオールスター』

デビューから通算94回の優勝実績をおさめる峰選手は、グランプリ2冠を含めるSG5冠、G1においては16冠と圧倒的な強さを誇ります。登録番号4000番台の中では井口佳典選手の優勝回数83回を大きく引き離し、1997年5月以降のデータでは全選手の中で10位にランクします。

また2019年5月にトップレーサーの名誉である『ゴールデンレーサー賞』を受賞され、2度目のグランプリを制した2020年には『最優秀選手』『最多賞金獲得』『最高勝率』『最多勝利』『記者大賞』の5部門で表彰される前代未聞の快挙を成し遂げました。

この輝かしい実績の中で、峰選手自身がベストパフォーマンスとして話すのは、2018年12月ボートレース住之江で開催された『第33回グランプリ決定戦』の予選最終レースです。枠番通りの並びになるもオールスロー進入となった本番レースで、峰選手は5コースから迷いのないハンドルワークで一気の攻めを魅せます。見事に決まった『Vモンキー』はまくり差しとして1号艇の菊地孝平選手の懐へ入り込み、競り合いの末勝ち取った勝利は優勝戦1号艇の座へと導きました。峰選手は予選最終レースでのVモンキーを『1億円のターン』と自身で名付けて評価しています。

峰竜太選手のSNSアカウント

峰竜太選手はインスタグラムTwitterのアカウントを開設していますが、インスタグラムは2022年7月、Twitterは2022年2月から更新がなく、現在は有料会員限定の公式オンラインサロンのアカウントをメインに利用されているようです。

2022年までのSNSから沢山知る事ができる峰選手の趣味と言えば『サーフィン』。選手仲間と一緒にサーフィンを楽しむ投稿には、香川支部の片岡雅裕選手の登場が一番多いですが、弟子の安河内将選手や定松選手、静岡支部の菊地孝平選手や岡山支部の茅原悠紀選手、愛知支部の野中一平選手や兵庫支部の鈴谷一平選手なども登場し、交友関係の広さが分かります。

また抜群のファッションセンスを持つ峰選手は『大のスニーカー好き』。数多くのコレクションを履きこなす投稿は、まるでファッション誌のようなカッコ良さです。独自のセンスを活かして立ち上げたアパレルブランド『ONE』は、1年限定出店として原宿ラフォーレ内などに店舗を構え、群馬支部の金子拓矢選手がお店を手伝う投稿もよく見かけました。現在はオンラインストアでの販売がメインとなっていますが、ONEのインスタグラムでは峰選手自身がモデルとなって商品を着こなす姿を楽しめます。

峰選手は2012年3月に4歳年下で保育士をされていた一般の方と結婚されています。奥様の明華子(あかね)さんとの間には3姉妹のお子様が誕生し、「好きな事を好きなようにやらせたい」と伸び伸び育てられているそうです。そんな家族5人で暮らす自宅は『超豪邸』であるのは言うまでもありませんが、増築した『離れ』にはカラオケ設備や大人が6人同時に入る事ができる広いお風呂、更にはサーフボード専用の土間も完備するリゾート感たっぷりの豪華さです。

峰竜太選手の復活を楽しみに待とう!

趣味であるオンラインゲームのイベントで、レーサーとして接触を避けなければならない『舟券予想屋』とSNS上で接触してしまった事により、2022年2月26日から4ヶ月の出場停止処分を受けた峰選手。この出場停止で一旦B1へ降級しますが、あっという間にA1へ返り咲き2023年1月からグレード戦へも復帰しています。

グレード戦復帰後、初優勝となった2023年4月のG1『開設71周年記念 ツッキー王座決定戦』で『泣き虫王子』の姿を久しぶりに見る事ができるか期待していましたが、終始笑顔で表彰式を終えた峰選手。優勝者コメントでは「復帰して初めての記念優勝ですが、復活と言う言葉はやっぱりSGを勝ってから。」と話していました。

目指す先は最高峰!峰選手自身から『復活』の言葉が聞ける日を楽しみにしています!