賞金王3回！圧倒的な住之江巧者・田中信一郎のプロフィール

圧倒的な実力とテンポの良い受け答えが持ち味で、大阪支部の人気ボートレーサー田中信一郎選手。

1着になれば賞金1億円という競艇界最高峰のレース・賞金王決定戦を3度も制したことのある田中信一郎選手、この記録は松井繁選手と並んで歴代1位タイという偉業です。

競艇をする人であれば、必ず抑えて起きたいボートレーサーの一人です。

 

田中信一郎のプロフィール

生年月日	1972年12月8日
出身地	大阪府
級別	A1級
支部	大阪支部
登録期	69期
登録番号	3556
身長	166cm
体重	52kg
血液型	AB型
師匠	小島幸弘

友人の勧めでボートレーサーを目指した田中信一郎選手は期別69期でデビューしました。

69期には太田和美選手・仲口博崇選手・三嶌誠司選手・山本浩次選手・野添貴裕選手など、SGやG1で活躍を見せる選手が多数存在し「華の69期」と呼ばれています。

 ベテランと呼ばれるキャリアを積んできましたが、多くの選手が今でもA1級で活躍しビッグレースにも出場、まだまだSG制覇が狙える面々もいるほどです。

田中信一郎選手の最近の優勝成績

輝かしい経歴を持ち、今もA1級レーサーとして活躍している田中信一郎選手ですが、2016年2月25日に地元住之江競艇場で開催されたレースＧ１太閤賞競走　開設５９周年記念を制して以降、2023年3月現在では5年間もSG・G1での優勝がありません。

昨年2023年に児島競艇場で開催されたG2レースで優勝を飾っていますので、復活の狼煙として今後の活躍が期待されます。

 

田中信一郎選手の師匠は？

田中信一郎選手の師匠は小島幸弘さんです。

選手を引退した今でも交流があり仲の良い関係を保っている2人の間柄は、世間がイメージするような厳しい上下関係ではなく、まるで友達のように話し合う気さくな関係性をしています。

引退後に解説者としての仕事もやってボートレースに携わっている小島幸弘さんに、軽快に絡んで笑いをとっていく田中信一郎選手は、メディアでの出演者としても一流の素質を持っています。

 

田中伸一郎選手の得意とするコースは？

田中信一郎選手の得意コースは1コースです。

コースが内側になるほどスタートが早くなる傾向があり、1コースの3連対率は97.4 %（2023年3月時点過去6ヵ月）とまず間違いなく舟券に絡んでくる人気に応える選手です。

2コース以降も3連対率70%～90％と高い数字ですが、1コースに比べて極端に1着が少なくなっており、2～3着に粘り強く絡んでくるレースをしています。

ただし、無理な前付けはしない田中信一郎選手は、6コースから走ることも多く、その場合は他の選手も同様極端に連対率が下がってしまう傾向にあります。

 

賞金王に3度輝いた田中信一郎の成績

デビュー	1991年11月7日
SG優勝	5回（うち賞金王3回）
G1優勝	12回
生涯獲得賞金額	20億9,900万円

田中信一郎選手は賞金王決定戦3回を含むSG5回制覇、G1・12回制覇と輝かしい成績を納めています。

5回中3回賞金王を獲っていることからも賞金王男なんていう呼び方をするファンもいます。

特に地元住之江競艇場で開催されるレースに強く、本人も地元開催のレースにはいつも以上の気合で臨んでいるようです。

 

輝かしい実績をあげた男の苦しみ

順調にボートレーサーとしての実績を積み上げてきて、トップレーサーに登り詰めた田中信一郎選手でしたが、多くの選手が苦労してきたフライングに悩まされることになります。

2019年にF2となりスタートで勝負できなくなり、成績を落とした上に60日間のフライング休み。

さらにそのときに、フライングしたことに気付かず3周走ってゴールしたことによる「信号指示違反(欠場艇表示器の見落し)」で即日帰郷と出場停止処分、SG・G1へ1年間出走できないという事態に陥り、復帰後はB級レーサーとしての出場となってしまいました。

現在はA1級に復活し、G1レースへの斡旋もありSGへの復帰も果たしており、今後の活躍が期待されます。

 

 

生涯獲得賞金額

グランプリを3度制したことのある田中信一郎選手の生涯獲得賞金額は20億円を超えています。

サラリーマンの生涯獲得年収が2~3憶円と言われていますので、約10倍以上稼いでいることになりますね。

調子が良かった2016年以前は、コンスタントに1億円を超える賞金を毎年獲得していましたが、それ以降は若干の陰りが見えます。しかしそれでも3,000万円以上は軽く稼いでいますので、他の職業に比べると高い年収と言って良いでしょう。

 

田中信一郎の反撃はこれから！

今回は田中信一郎選手について紹介してきました。

賞金王決定戦を3回制覇して、名実ともにボートレーサーとしてトップの位置にいた田中信一郎選手でしたが、フライングに苦しめられ近況は成績を落としています。

しかし徐々に復活の兆しを見せていますので、今後の活躍に期待しているファンが多数です。

黄金のヘルメットが似合う選手でもあり、ファンも待ち望んでいますので、年末の賞金王決定戦の舞台に再び戻って来てくれる日を願っています。